デジタルとアナログを融合させた音楽プロモーションのすすめ

現代はデジタル社会。
デジタルでの音源販売が一般的なものになってからずいぶん経って、多くの人がインターネットを介してパソコンやスマートフォンで音楽を聞くようになった。
さらに最近では、Apple MusicやLINE Musicといった定額制ストリーミングサービスも日本で本格的に始まり、これからの音楽の聴き方を変えようとしている。

ただ、そういった流れを受けて、音楽のプロモーション方法も完全にデジタルに移行するべきかと言えば、そうではない。
むしろデジタルのものが溢れる時代だからこそ、アナログなものならではの魅力や価値が消費者に与えるインパクトも大きいのが実際のところ。

そこで、この記事では、デジタルとアナログを上手く融合させて自分たちの音楽活動を多くの人に知ってもらい支持してもらうためのプロモーション方法を紹介します。

 

 

音源をレコードで販売する

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トレンドをしっかりキャッチアップできているミュージシャンであれば、今、リスナーの間でレコードがまたブームになっているのは知ってると思う。

レコードっていうのは、アナログを代表するもの。なぜ、デジタルで音楽を聞くのが一般的な時代に、レコードを買う人が出てきたのか。
もちろん、デジタルと比べて音の表現の幅が広いというのはあるかも知れないけど、その違いが分かって、その違いを意識してレコードを購入しているのは一部の層だけ。
それよりも、「レコードで持つ」という体験に喜びを感じて購入している人の方が圧倒的に多いんよね。やっぱりモノとして所有するっていうのは、デジタル音源をダウンロードしたりストリーミングするのでは得られない感覚やし、さらにCDと比べてジャケットも大きくてインパクトがあるのが魅力。

そしてこのデジタル時代にレコードを普及させた立役者、それは最近のレコードに封入されてることが多いダウンロードクーポン。
これは、URLとパスワードが書かれた、いわば紙切れで、そのURLにアクセスしてパスワードを入力すれば、そのレコードに収録された音源がダウンロードできるという仕組み。
このダウンロードクーポンがあるからこそ、レコードに親しみのなかった若い層もレコードを買うようになったし、レコードは所有するだけで聴くのはデジタル音源、みたいな楽しみ方も可能になった。

これぞまさに、この記事で紹介したいデジタルとアナログの融合の形なんです。

 

 

デジタル音源をフィジカルで販売する

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上のレコードの例も「デジタル音源をフィジカルで販売する」やけど、アイデア一つでこの方法はいくらでも応用できる。
たとえばレコードと似たような、「所有感」、「わざわざ感」を感じさせてくれるフィジカル媒体として、カセットテープってのもありかと。懐かしさを覚えてくれるリスナーもいるやろうし、若い世代にとっては目新しいフレッシュなものとして捉えられるかもしれない。
もちろん、いまどきカセットテープを聞ける機器を持っている人も少ないやろうし、上で説明したダウンロードクーポンは必須になると思う。

あとは、Tシャツ付き音源とかの形もありかと。もちろん、CD+Tシャツの形で音源が売られることも多いけど、これをデジタル音源+Tシャツの形で売るのもありかなと。
デジタル音源のいいところは、やはり家に居ながら音源が購入できてすぐに聞けるというところ。デジタル音源を買うときに、発送先なんかを入力してもらって、そこに後でTシャツを送るみたいなやり方が出来るもんね。
その場合、あくまでもTシャツを買ってもらう値段設定にして、音源は無料で、みたいなやり方も面白いかも。

 

 

気持ちのこめた手紙を送る

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デジタルでは代用できないアナログの魅力、それは何と言っても人の温度やと思う。

そして、昔からその温度をメッセージに乗せて伝える手段として使われてきたのが手紙。その手紙を使ったプロモーションというのもありなんじゃないかなと思う。

たとえば、ネット上でデジタル音源を一部無料で公開する。それをダウンロードしてもらうとき、住所を書いてもらった人には、後日さらに音源を送りますというようにしておく。
そうして、住所を書いてくれた人に対して、追加の音源が入ったプロモCDと一緒に、自分たちの気持ちを込めた熱い手紙を送る。

手間はかかるかもしれないけど、手間がかかっているということが伝わる分、受け取った人に伝わる熱量もかなり大きくなる。だからこそ、自分たちを好きになってくれる可能性がぐっと高くなると思う。

 

 

上に書いたのは、あくまでも一つの例。
デジタル技術を使った便利なサービスがいろいろ登場しているからこそできるアナログなプロモーションってのは、結構増えてると思うんよね。
だからこそ、デジタルの便利さとアナログの温かさを融合させたプロモーション手段をどんどんつかって、自分たちの音楽活動が楽しいものになるよう心がけてみてください。

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